2009年07月16日

卑弥呼は尾張氏の人

 宇那比姫すなわち卑弥呼は尾張氏の出である。
尾張氏は天火明命(あめのほあかりのみこと)を始祖とする。神代の事で確かなことは解らないが、天火明命は天照大神の児、天忍穂耳尊(あめのおしほみみ)の子で、瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)の兄と思われる。

宇那比姫すなわち卑弥呼は天火明命の六世孫とされる。世代数で言えば天火明命を初代として七世代目の人である。

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 宇那比姫は七人兄妹の末の娘である。
父親は建斗米命(たけとめのみこと)で、母親は紀伊国造家の智名曾(ちなそ)の妹とされる中名草姫(なかなぐさひめ)である。




 尾張氏の住んでいたところは葛木高尾張とされる。後の尾張氏は現在の愛知県であるが、元は奈良県の葛木地方である。
この葛木高尾張の正確な場所は今ひとつはっきりしないが、推測の手がかりがある。

葛木に葛木坐火雷神社(かつらきいますほのいかづちじんじゃ)という古い神社がある。
通称笛吹神社と呼ばれる。場所は葛城市笛吹448である。

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祭神は彦火明命の児、天香語山命(あめのかごやまのみこと)とされる。

この神社の宮司家である持田家は天香語山命の子孫とされる。この系図に、宇那比姫の三番目の兄、建多乎利命(たけたおりのみこと)が登場する。

そしてこの神社の裏山に建多乎利命の墓があるとされる。
また笛吹神社の境内にある「波々迦(ははか)の木(ウワミズザクラ)」が天皇の即位式の占い用に献上されたとする。

この笛吹神社は尾張氏一族の祀る神社であろう。したがって尾張氏の本拠地とされる高尾張もこのあたりであろう。

また『勘注系図』では、宇那比姫の三番めの兄、建多乎利命の妹として、葛木高田姫という人物が登場する。先代旧事本紀尾張氏の建田背命たち七人の兄妹には登場しない名前である。『勘注系図』では建諸隅命の母親とする人物である。いくら古代でも父母を同じくする兄妹の婚姻はなかろう。したがって葛木高田姫は建登米命の子であるが、建田勢命とは母親違いの兄妹であろう。だとすると三番めの兄、建多乎利命もまた腹違いの兄弟であるかもしれない。

葛木高田姫という呼び方は出身地にもとづくものであろう。
現在でも高田と呼ばれる地域がある。大和高田市である。先の笛吹神社のある葛城市の隣の市である。
したがって葛木高尾張は現在の御所市から葛城市、大和高田市あたりまでを含むのかもしれない。
posted by 曲学の徒 at 20:13 | Comment(0) | TrackBack(0) | 卑弥呼は宇那比姫
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