2009年08月08日

尾根全体に手が加わっている

盛り土部分は直径18mくらい
 私がNo1とする尾根は、玉手山の山塊から南西に張り出した尾根である。

尾根の背は平地に向かって緩やかに降る。平坦な尾根の背は、途中から墳丘に向けて1.5mほど駆け上がる。
墳頂の大きさは直径8mくらいでさほど大きくはない。尾根の背から墳頂への駆け上がり部分を墳丘の基底部とすれば、その大きさは直径18mくらいであろうか。 

No1-dannmenn.gif

この部分が盛り土部分であろう。これだけを墓域とするならさして大きな墓ではない。とても径百余歩とする卑弥呼の墓のイメージには程遠い。

尾根の裾は整った円弧を描く
 しかしながらこの尾根を航空写真で観察すると、尾根の裾は整った弧を描き、尾根は山側でくびれる。自然に形成された地形とするにはきわめて不自然である。
私は尾根全体に人の手が加えられていると考える。
次の航空写真は玉手山全体の写真である。北側斜面の尾根と比較していただきたい。

keizyou.jpg

北側斜面に張り出した尾根の裾は、何れも先端が尖っている。これが一般的な尾根の形状である。
これに比べ、南西側に張り出した尾根の裾は何れも、整った円形の弧を描く。

 また尾根と尾根の間の谷は一般的には、山頂に向かって狭くなる。ところうが南西斜面の谷は山頂に向かって扇形に広がるのである。
これは尾根の両脇を掘り取り、尾根全体を円形に整形した結果と考える。

土が盛られたのは墳頂の一部であるが、尾根全体を円形に整形して墓としていると考える。

樹木がなければ径百余歩の円墳
 現在この尾根は樹木で覆われ、尾根の地形を実感しにくいが、もし樹木を伐採すれば高さ30m直径150mのお椀を伏せたような地形が出現する。
Cimg0089.jpg

まさに径百余歩の円墳である。
posted by 曲学の徒 at 20:43 | Comment(0) | TrackBack(0) | 径百余歩、卑弥呼の墓
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